コカミドDEA(シャンプ―成分)メモ
コカミドDEAは、ココナッツ由来のヤシ脂肪酸ほかからなる起泡性、増粘性のある安定化成分です。
陰イオン界面活性剤の洗浄力、泡立ちを強化・安定化する働きがあり、シャンプーを単なる液体からシャンプーらしい液体(泡立ちのあるドロっとした質感)に仕立て上げる、いわば「脇役」のような成分といえるでしょう。
刺激性、アレルギー性はほとんどなく、一般に安全性のある成分とされていますが、動物実験で発がん性が確認されたことが、SNSなどで拡散され話題になりました。
もっとも、ヒトについては発がん性の証拠はなく、30年以上にわたる使用にもかかわらず、コカミドDEA配合製品による発がん性の報告もないため、現状、殊更に問題視すべきではないと考えられます。